東京ディズニーランドと東京ディズニーシーでは、ファストパスが廃止となり、現在は有料のファストパスのようなもの「ディズニープレミアアクセス(DPA)」がスタートしました。この記事では、ディズニープレミアアクセスとは?という解説とメリットデメリットについて紹介します。
ディズニー・プレミアアクセスとは?
ディズニープレミアアクセスとは、2022年5月19日にスタートした有料のパスです。
好きな時間を選び購入すると、その時間に専用のエントランスから、並ばずにアトラクションを体験できます。
対象のアトラクション・パレード・ショー
金額
美女と野獣”魔法のものがたり” | 2,000円/回 |
ベイマックスのハッピーライド | 1,500円/回 |
スプラッシュ・マウンテン | 1,500円/回 |
ハーモニー・イン・カラー | 2,500円/回 |
エレクトリカルパレード | 2,500円/回 |
ソアリン | 2,000円/回 |
トイ・ストーリー・マニア! | 2,000円/回 |
センター・オブ・ジ・アース | 1,500円/回 |
タワー・オブ・テラー | 1,500円/回 |
ビリーヴ! | 2,500円/回 |
取得方法
東京ディズニーリゾートアプリのDPAボタンから、アトラクションまたはショーを選択し、購入するパークチケットを選択後、希望施設を選択⇒時間選択で購入。
ディズニー・プレミアアクセスのメリット
ディズニープレミアアクセスのメリットを紹介します。
並ばずにアトラクションを体験できる
美女と野獣やソアリンなど、3時間待ちの時でも、プレミアアクセスを購入しておけばほぼ待ち時間なしでアトラクションを体験できます。
一般ゲストが並んでいる場所と別の場所からの入場になるので、いわゆる”プレショー”と呼ばれる、ライドに乗る前のショーの部分に直接行くことができます。
予定が立てやすい
ほぼ待たずにいきなりプレショーまで行けるので、予定が立てやすいというメリットもあります。
ディズニーの待ち時間はあくまでも目安なので、思ったより早く乗れることもあれば、思ったより時間がかかることもあります。
ディズニープレミアアクセスなら、予定が大幅にずれ込むことはほぼないので(システム調整などでアトラクションが止まっしまった場合は別ですが)、予定が立てやすいです。
ディズニー・プレミアアクセスのデメリット
早くに人気アトラクションを楽しむことができるディズニープレミアアクセスですが、デメリットもあります。
費用がかかる
ディズニープレミアアクセスのデメリット1つ目は、なんといっても費用がかかるという点です。
美女と野獣やソアリンは1人1回2,000円なので、家族4人でディズニープレミアアクセスを利用する場合、8,000円の課金となります。
1人分で考えればそれほど高額ではないように感じますが、家族単位で考えると大きな出費と言えましょう。
混む日は早くに売り切れてしまう
そしてディズニープレミアアクセスは、混む日は早い時間に売り切れてしまい、必要だと感じたときにはもう買えない事もあります。
例えば入園後にパークの混雑状況を見ながら、ソアリンが80分ぐらいになったら並ぼうという計画でシーに行ったとします。
お昼頃の待ち時間を確認しまだ短くならないからもう数時間様子を見て、その時までに待ち時間が短くならなそうだったらディズニープレミアアクセスを買っちゃおうと決め、14:00頃にディズニープレミアアクセスを買う気になったとしても、その日のディズニープレミアアクセスが完売している…という事が割とあります。
ディズニープレミアアクセスを買うか買わないか、早めの決断が必要なのです。
時間の縛りが生まれる
そしてディズニープレミアアクセスを購入すると時間の縛りが生まれます。
ディズニープレミアアクセスは1時間の猶予が設けられているので、その時間内なら専用のエントランスからアトラクションを楽しむことができます。
でもその時間内に使ってしまわないとならないので、前後に他の予定を入れたい場合(特にレストランは時間がかかるので注意)は気を付けましょう。
それから、ソアリンのような人気のアトラクションのプレミアアクセスは、混雑する日は遠い時間しか買えない事もあります。
その場合にも、他のショーなどの時間と被らないように気をつける必要があります。
見所を省略することにも
それから、これはデメリットに感じる方とそうでない方がいますが、ディズニープレミアアクセスのエントランスからアトラクションを楽しむ場合、普通の列に並んだ際に見られるものが見られない事があります。
例えば美女と野獣では、ディズニープレミアアクセスで入るとお城の中の様子は観ることができません。
美女と野獣のQラインと呼ばれる待機列には、美女と野獣を知っている人なら嬉しい仕掛けが沢山用意されています。
長い待ち時間にそれをずっと見ていられるかと言うとそうでもないですが、「あ!これってあれじゃない?!」なんていう発見も楽しみの1つなので、その辺が省略されてしまう事は頭に入れておくと良いかも知れません。
ディズニー・プレミアアクセス注意点
ビリーヴのDPAは指定席ではない
東京ディズニーシーのナイトショー「ビリーヴ!」のプレミアアクセスは指定席ではありません。
そのため、プレミアアクセスを購入しても、場合によっては微妙な見え方になってしまう事もあります。
ビリーヴは鑑賞エリア①と②に分かれていて、特に①は幅広いエリアが対象で場所や前から何番目か、座りか立ち見かによって見え方がかなり変わります。
キャンセルはできない
ディズニープレミアアクセスは自己都合でキャンセルはできません。
予定に間に合わなくても、返金などはないのでご注意を。
指定時間をすぎると利用できない
アトラクションのディズニープレミアアクセスには、○時○分〜○時○分までという1時間程度の時間が設定されています。
指定時間をすぎると利用できません。
QRコードは5分前に表示されるので、おそらくは時間を過ぎても5分程度の猶予はあるかと思いますが、遅刻の場合の保証はありませんので注意しましょう。
子供の身長制限に満たない場合、利用できない
子どものパークチケット分も一緒にアトラクションのプレミアアクセスを購入した場合、プレミアアクセスの購入はできますが子供がアトラクションの身長制限をクリアしていないと乗ることはできません。
購入前に子供の身長がクリアしているか必ず調べましょう。
ディズニー・プレミアアクセスがおすすめなのはこんな人・こんな時
これはあくまでも個人的な見解ですが、私ならこういう時に使うかな〜というのをまとめておきます。
急いでいる時に待ち時間が長い場合
帰りの時間が決まっているとか、短い時間しかパークに滞在できないとかで、アトラクションの待ち時間が長い場合はプレミアアクセスで時間を有効に使えるでしょう♡
ただ、どの程度の待ち時間で長いと感じるかは人それぞれになってしまいますので、ご自身の判断という感じでしょうか。
プレミアアクセスを使えばプレショー前まで直に行けるので、15分ぐらいで乗り物に乗れるのではないかと思います。
個人的には60分以上の待ち時間なら1人2,000円で時短もアリかな〜とは思います。120分ならかなりお得感あるかも。
逆に、45分以下の場合はそれほどプレミアアクセスのメリットを感じなそう。
子ども連れ
うちはもう小学生なので待ち時間にぐずるという事はありませんが、小さなお子さん連れだとパパやママは乗りたいのに子どもが長い待ち時間に耐えられず、泣く泣く諦める事もあろうかと思います。
そんな場合はディズニー・プレミアアクセスを使うのはアリだと思いますね。
うちも子どもが小さかったら絶対使っちゃいますね。
とにかくプレショーとライドだけ楽しみたい
美女と野獣の城の中なんて興味ないわい!とにかくプレショーとライドに早くッ!という方もまた、ディズニー・プレミアアクセスと相性良さそうです。
それとか、もうすでに美女と野獣のお城の内部を見たから、肝心の部分だけもう一回楽しみたい!という場合とかでしょうか。